奥武蔵? 観音山(698.0m) 2014年12月13日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 13:58 落葉松峠−−14:30 鷲窟山観音院分岐−−14:34 観音山 14:36−−14:59 落葉松峠

場所埼玉県秩父郡小鹿野町
年月日2014年12月13日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場落葉松峠近くに駐車スペースあり
登山道の有無ありだが落葉松峠近くは道が薄い
籔の有無落葉松峠近くの伐採地は刺付き籔がはみ出している
危険個所の有無無し
山頂の展望あり
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コメントたぶん今は鷲窟山観音院がメインの登山口のようだが、高低差が少ない落葉松峠より往復。今はトンネルができて峠までの車道は旧道と化し、通行する車両は少ない。道幅は狭く軽自動車でないと厳しい。峠の南側に駐車スペースあり。峠から観音山まで登山道はあるが、峠付近の廃林道は標識が無く分岐があって分かりにくい。標高520m付近までは伐採されて開けた尾根で、道の両側から刺のある藪がはみ出している。植林帯に入れば藪は無くなり道は明瞭になる。鷲窟山観音院から上がってくる登山道と合流すれば山頂は間近。山頂は西側が切れ落ちていているが、僅かに落葉樹が生えて展望を邪魔している




峠南側の駐車余地 狭い峠道
落葉松峠 いきなり林道で始まる
この付近道が薄い 刺付き籔がはみ出した尾根
西秩父桃湖 たぶん城峯山
植林帯に入ると道は明瞭 崩壊しかけの小屋
階段もあり意外に整備されている 鷲窟山観音院から上がってくる道
観音院の仁王様の石を切り出した場所らしい 山頂直下
観音山山頂 山頂西端
観音山から見た北側の展望
観音山から見た武甲山 観音山から見た奥多摩方面


 観音山はどの山域に分類すればいいのか微妙な場所にある。奥秩父なのか、それとも西上州なのか、別の名称がある場所なのか。秩父盆地の北方に位置する。ネットで調べると西側の??峠、東側の落葉松峠、南側の秩父札所31番の鷲窟山観音院からと3つの登山ルートがあるらしい。今回は最も標高差が小さい落葉松峠から登ることにした。ここは今はトンネルで抜けられるが旧道が峠を越えているので、車で峠まで上がれるはずだ。

 その峠への旧道だが、南側からの入口は狭かった。ほとんど軽トラ専用の農道と言っていいくらいで、軽自動車以外はちと厳しい道幅だった。しかも草がはみ出している。今はトンネルがあるのでわざわざこんな道を利用する車もいないのが当然だろう。でも踏み砕かれた落ち葉を見る限り車がそこそこ通行しているのは明らかだった。

 峠付近は切通しで崖が露出しているが、それが少し崩れて道幅がさらに狭まっていた。その手前に駐車スペースがあったので車はそこに置く。ここはゴミの違法投棄場所になっていて気持ちのいい場所ではなかった。

 峠には案内標識が立っていて観音山の名前もあったのでちゃんと登山道が存在しているのがわかる。国体のコースの看板もあったが埼玉で開催されたのはいつのことだっただろうか(調べたら2004年だった)。西に向かう尾根に上がる急斜面には轍があり、林道が伸びているようだ。しかしこの傾斜では普通車は上がれない。そこを上がると傾斜が緩い開けた斜面に出る。伐採した後に放置されたような感じで、細い潅木が密集している。結構な数の成長したタラの木があったので、春先にはタラの芽がいただけそうだ。低く細い藪は茨のような刺付きの木だ。

 林道は徐々に薄くなり、藪が無い筋を歩いていくと藪の無い筋が左右に分岐。案内標識は無いが右に行ってみると正解らしかった。道幅がさらに狭まって人が歩ける幅に変身、両側は刺付きの低く細い潅木に覆われて道まではみ出している。とても登山道と思える状況ではないが、他は広く刺付き藪に覆われているのでここしか歩ける場所はない。明瞭な尾根に乗っても同様な状況で、多くの人が歩いているようなコースではなさそうだった。伐採地なので展望は良く、右手眼下には西秩父桃湖。その向こうの電波塔のある山は城峯山だろうか。

 そんな刺付き藪も伐採地が終わって暗い植林に突入するときれいさっぱり消失、登山道もはっきりする。標識類は無いが基本的に尾根上を歩けばいいので迷うことはない。途中、崩壊しかけたトタンで覆われた小屋あり。造林作業用か? 尾根の急な登りでは階段まで登場し、落葉松峠付近の不明瞭な道が嘘のようだ。

 小ピークを越えて鞍部に達すると下から階段の登山道が合流。これは秩父札所31番の鷲窟山観音院寺から上がってくる登山道だろう。たぶん今はこちらの方がメインのコースとなっているのだろう。

 鞍部近くには「仁王尊採石場跡」の看板あり。麓の観音寺には石から彫られた大きな仁王像があるそうだが、その石をここから切り出したのだろうか。しかし下りとはいえ数mの岩の塊を人力で下ろすのは大変だっただろう。それともただの言い伝えで、実際はお寺近くの岩を切り出して彫ったのかもしれない。

 そこから僅かで観音山山頂に到着。山頂部は岩っぽい場所で、西側に岬のように突き出ている。岬の根元に三角点があり、岬の突端に山頂標識があった。深い樹林ではないが周囲は落葉樹が点在し、北側以外はあまりすっきりとした風景は眺められない。ここはそれほど標高が高くないので北関東の山々は見えなかった。今日は寒気が入っているので奥日光の山々は雪雲に覆われているかな。

 帰りは往路を戻る。やや遅い時間帯だったこともあり、往復とも人に会うことはなかった。

 

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